江田会長に聞く 

埼玉GPNが目指すもの

 

かっこいいモノの買い方で埼玉を変えよう。

自然と都市が近接した埼玉は、

持続可能な社会に近い、

だからこそ ・・・・いま。

 

 

 

埼玉グリーン購入ネットワーク会長 

江田元之

()さいたま市産業創造財団理事長

 

トイレには経営者の、従業員やお客様に対する経営姿勢が表れている。

トイレは人と地球の接点であり、水の循環を考慮した環境面での取り組みも課題と語る。

中小企業診断士

 

 

Q.首都圏初の地域ネットー設立目的は?

埼玉グリーン購入ネットワーク(埼玉GPNと略)は県内の購入のグリーン化促進と循環型社会の構築を目指して、20068月から設立に賛同する関係者が集まって準備を進めてきました。おかげさまで20077月に、首都圏初のグリーン購入の地域ネットとして設立され、現在では行政、団体、企業などの100団体がネットワークを組んでいます。

 

Q.日々の購入で地球温暖化防止に?

いま、 地球温暖化が急速に進み、私たちの未来社会に赤信号がともっています。皆さんもしばしば気候のことを話題にしていませんか。グリーン購入では、モノの買い方を変えることによって、温暖化や資源の枯渇などの地球環境問題を解決していこうというものです。現在、多くの企業や団体が地球環境に配慮した活動をし、モノやサービスを提供しています。このような企業の商品を利用することによって企業活動を支援し、さらによりよい商品を供給していくサイクルをつくることが、環境問題を解決していくことにつながるのではないでしょうか。

日々の購入が地球環境の改善につながって行くと考えるだけで、なんだかワクワクしますね。

 

 

 

Q.かっこいいモノの買い方って?

まず、モノを買わないことですね。衝動買いはやめるべきでしょう。しかし、 生活していく上でモノは必要ですね。そこで購入する前に、本当に必要かどうか、 今あるもので間に合わないか、レンタルできないかなどを検討してはいかがでしょうか。 そして購入が必要なときは量を必要な分のみにしましょう。

購入を決めたら、 そのモノの資源採取や省エネ・省資源、再使用やリサイクルの可能性、そして廃棄が適正にできるか(ライフサイクルという)などを確認しましょう。使い捨てになるようなものは買わないように心がけたいですね。

また、商品を提供している企業などが環境への負荷低減する取り組みを行っているかどうかを確認することも大事なポイントです。

 

テキスト ボックス:  
Q.地域の特徴を生かしたグリーン購入は?

埼玉県は首都圏に隣接していることもあり、なかなか地域特性が見えないようなところがありますが、700万人の県民が住み、様々な業種のメーカーが立地し、また豊かな水と農林業が盛んな地域です。埼玉のグリーン購入を促進することによって、地域の環境に配慮した製品にスポットライトを当てていきたいと思っています。

特に豊富な地場農産物を地域で消費していくことによって、日本の食の課題になっているフードマイレージ*の低減に結びつき温暖化防止効果にもなります。グリーン購入で地球を冷やすということにもつながります。さらに地域経済の活性化、子供たちへの環境教育などへの波及効果があり、自然と都市が近接した埼玉県は、 持続可能な社会にもっとも近い地域といえるのではないでしょうか。

 

Q.環境経営の向上はどのように?

最近、 消費者が商品を購入する場合、単に価格だけでなく安心・安全という環境に配慮しているかという視点で選ぶ要素が大きくなってきています。

当然ながら、企業も環境を配慮する活動へ向かざるを得なくなっています。環境マネジメントシステムの導入など、積極的に導入している企業も多くなりました。

さらにグリーン購入のシステムを導入することによって、企業の環境経営の意識向上にも繋がり、また行動にもつながっていきます。グリーン購入を切り口とした、企業の環境経営の向上を全国組織のGPNとともに県内企業・ 団体を一緒にサポートして行きたいと思います。

 

Q.今後、 目指すところは?

これからは、 より地域・個人の行動が大切な時代になってきます。環境のキーワードで「シンクグローバリー、アクトローカリー」という言葉があります。世界規模で考え地域から行動をしようという意味ですが、世界の中の日本、そして埼玉県としての視点、地域・個人としても行動していくことを促したいと思っています。

埼玉県ならではの活発な活動を情報発信し、「環境立県埼玉」と全国から注目されるようなネットワークにしていきたいと思っております。

* フードマイレージ(food mileage)

「食料の (food) 輸送距離 (mileage) 」という意味。重量×距離(たとえばトンキロメートル)であらわす。食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。埼玉県は消費地と農業地域が近接しているので、フードマイレージが非常に小さくなる可能性がある。